こんにちは!渋谷区にあります渋谷動物医療センターです🏥🐾今日は皮膚炎 とりわけニキビダニ症のお話をいたします。ニキビダニ症とは?みなさん、実はわんちゃん猫ちゃん、ちっちゃい動物さんたちだけでなく我々のお顔にもニキビダニがいることはご存知ですか?ダニ!?私の顔に!?!?そんなのあり得ない!!!絶対いない!!!……そんなことは無いのです。ほとんど誰の顔にも存在しており、顔ダニとも言われています。そんなニキビダニですが、実は余計な皮脂を食べてくれる、いい働きもあると言われています。しかしそのニキビダニが増えすぎるとやはり悪さを起こします症状動物たちに起こる悪さとは・・・フケが増える脱毛痒み などこの病気は皮膚のバリア機能が未発達、幼弱な若い動物免疫が下がるようなお薬を飲んでいる動物妊娠中のこ老齢、ホルモン疾患を持っている子がかかりやすいと言われています。 検査診断は皮膚の掻爬検査を行い、しっかりと顕微鏡でニキビダニを確認することです。症例フレンチブルドッグ 8ヶ月 メス7kgブリーダーより家にお迎えしてから顔(特に右瞼の上)と四肢をよく痒がっているとのこと。赤みも出てきたとご来院されました。検査この子も皮膚掻爬検査を頑張ってくれ、無事顕微鏡でニキビダニを見つけることができました!【顕微鏡画像:ニキビダニが確認された】そして、最近では月一回食べている子もいると思いますが、ネクスガードやブラベクトなどの予防薬でニキビダニを駆虫できると言われています。注射やシャンプーでの治療もあります。治療この症例も飼い主様と相談し、治療はネクスガードスペクトラの投与としました。その後は順調に良化し、痒みも無くなりました。皮膚炎は感染が原因の場合もあります。もし感染が認められた場合は獣医さんとよく相談して治療してくださいね。