こんにちは!渋谷動物医療センター(SAMC)では毎週火曜日に犬のしつけサービスをご提供しています。犬のしつけでお悩みの方や犬との暮らしでお困りのことがあれば、ぜひトレーナーにご相談してみてください!親身になって解決の糸口を一緒に探してくれますよ。※トレーナー:千葉にて出張でトレーニングをしている「JAHA認定家庭犬しつけインスタントラクター」の大川です。========== ●「子犬の甘噛み」って?子犬を飼い始めると多くのご家庭で甘噛みのお悩みが出てきます。人の指、手、足、洋服のすそ、ファスナー、犬用のケージ、トイレ、タオル、家具、柱などなど、子犬たちは本当にいろいろなものを噛んでしまい、飼い主さんを困らせてしまいます。●なんで美味しい訳でもないのに噛むの?味が美味しいなら噛んでしまうのもわかりますが、なぜ子犬はあんなに何でも噛むのでしょう。理由は様々ですが、まずは子犬にとって噛むことは遊びであり、仕事なので噛む行為自体は当然なのです。しかし学習している場合もあり、大きく分けると「遊びになってる」または「噛み心地が良いから」になっていることが多いです。●人を噛んでくる場合人を噛んでくる場合の多くは「遊びの延長」になっていることが多いです。子犬で力も弱いからと言って、指先や手を噛ませて遊ぶことは止め、長めの犬用のおもちゃを使うようにしましょう。また、子犬を撫でる時に手をヒラヒラさせるような撫で方も甘噛みを誘発することがあります。子犬で可愛いのはわかりますが、撫でる時はなるべく人側も落ち着いて、手の動きをゆっくりにして撫でてあげてください。●ケージや家具など物を噛む場合物を噛んでしまう場合の多くは、子犬の「噛みたい!」という欲求を満たせていないことが多いです。どんなに小さい小型犬の子犬でも犬は犬。人と違って、子どもの頃から「奥歯で何かを噛みたい!」という欲求を持っています。その欲求を充分に満たせていないと、自分で噛み心地の良い何かを探してしまいます。木製やプラスチック製の硬めのおもちゃや、中にフードが入れられる硬めのゴム製のおもちゃ等でしっかり欲求を満たしてあげましょう。●甘噛みされたら叱るべき?それでも甘噛みされてしまったら叱るべきなのでしょうか。多くの場合、叱っても一瞬だけ止めて、その後また噛んでくるという話をよく聞きます。それもそのはず、子犬にとっては噛むこと自体が悪いこととは思ってもいないでしょう。叱る前にまずは先述したように「何を噛むべきか」を教えてあげてください。それでも人が噛まれてしまうようなら、一度部屋から退室するなどして子犬と距離を取りましょう。物を噛むようなら、部屋の模様替えや犬用のフェンス等で行けない工夫をしていきましょう。また同時にドッグトレーナーやインストラクターといった犬の行動の専門家にアドバイスを求め、犬へ適切な方法で学習させていきましょう。●甘噛みを克服して楽しく暮らそう!現代の家庭犬は人との距離が近くなった分、飼育環境も屋内飼育が推奨されています。しかしその分、子犬をフリーにする部屋の環境や人の接し方も大切になっていきます。子犬が届くところに噛まれて困るものは置かない、子犬と手や指先をおもちゃにして遊ばない等、注意すべきところは注意して、可愛い子犬とお互い楽しく暮らしましょう♪●子犬のしつけ当院では子犬の社会化向けプログラムとして「パピーパーティー」をご用意しております。家族以外の人とのごあいさつや他の犬とのごあいさつ、各種お手入れや病院での診察など、家庭犬として生活するうえで必要なことを犬の様子に合わせながら経験させていきます。現代の家庭犬は人との距離が近くなった分、人間社会で生きることを求められることが多いです。その為、子犬の幼齢期から様々なことを経験させ、子犬の心のキャパシティをしっかり広げておきましょう!◆◇◆◇パピーパーティー50分 5,500円(税込)参加制限:生後5ヶ月齢まで最大予約数 4組◆◇◆◇==========犬のしつけは1日にしてならず。犬が行動を覚えるために継続することがとても大事です!ぜひ犬と一緒に楽しくレッスンを受けに来てくださいね♪