こんにちは!渋谷動物医療センター(SAMC)では毎週火曜日に犬のしつけサービスをご提供しています。犬のしつけでお悩みの方や犬との暮らしでお困りのことがあれば、ぜひトレーナーにご相談してみてください!親身になって解決の糸口を一緒に探してくれますよ。※トレーナー:千葉にて出張でトレーニングをしている「JAHA認定家庭犬しつけインスタントラクター」の大川です。==========●犬って普通に歩くものだと思ってた!多くの飼い主さんがそう考えてらっしゃいますよね。私も昔はそうでした。ただ子犬期の社会化不足や経験不足、外での嫌な経験から、お散歩ができない犬は意外といます。そしてそんな飼い主さんにその事実をお伝えすると冒頭の言葉とともに驚かれます。●お外は刺激がいっぱい!?なぜお散歩が苦手な犬が育つのか、それは犬の飼育の多様性に他なりません。もともと臆病な性格や運動自体が嫌いな犬もいるかもしれません。しかしそれよりも経験からくる苦手意識の方が多いと思います。そもそも外というのは、子犬からすると刺激がいっぱいです。大型トラックから軽自動車まで幅広い種類の車、バイク、自転車、老若男女にわたる歩行者、雨や風に変化がある天候、アスファルトや芝生・砂地と多種多様な地面、とあげればキリがありませんが、私たち人にとっては普通の光景になっているものも、産まれたての子犬にとってはすべてが初めての経験です。それらに産まれた頃から触れて育てば何も問題ないですが、子犬の成長とは早いもの。ワクチンが終わって生後6ヶ月になってからお散歩に出て慣らそうと思うと、実はもう遅いなんてことはザラにあります。1歳で大人になる犬にとっては、生後6ヶ月は人で言えばもう立派な小学生。人間だって小学校にあがるまで外に出ずに育てられたとすれば、突然外に連れ出されたら恐怖を感じてパニックになると思います。だからこそ、私たち家庭犬のトレーナーは早い時期からの社会化を推奨するのです。●歩かない犬への対応ではすでに歩かない犬へはどんな対応をすればいいのか。まずは比較的静かな公園や空き地といった場所へ連れていき、犬が自ら歩き出すのを待ってみましょう。ついつい人は歩いてほしくてリードを引っ張ってしまいがちです。しかしそれでは犬の気持ちの整理がつきませんまずは人が犬に寄り添い、犬の気持ちを尊重してあげましょう。そして一歩でも踏み出してくれれば、愛情で返してあげてください。たくさんほめてあげて、トリーツを与えても良いと思います。千里の道も一歩から。まずは一歩踏み出した事実を評価していきましょう。初めのうちはそれで帰宅しても良いかもしれません。あとは回数で勝負していきましょう。慣らすために1日に3、4回お外に連れ出しても構いません。その代わり、無理は禁物。長時間の練習よりも、前回より少しでも歩ければ短時間で切り上げていく。後者の方が実は慣れるには大事なプロセスなんです。そして、街中の匂い嗅ぎや広い場所で走る楽しさなど、お散歩自体に楽しいことを見出せれば、きっと犬は自分からどんどん歩き出すようになると思います。==========犬のしつけは1日にしてならず。犬が行動を覚えるために継続することがとても大事です!ぜひ犬と一緒に楽しくレッスンを受けに来てくださいね♪